[初心者]基本的な右ローキックの蹴り方[キックボクシング]

今回のテーマは右ローキックです。
右利きの人が左足を前に構える一般的な構えから蹴る右ローキックを紹介しています。
基本的なローキックをテーマにしているため上から重心を落とす、思いっきり振り抜く蹴り方は紹介してません。
使用頻度が高く繰り返し何度も使う蹴り方を基本として紹介します。
序盤のジャブを打ってローキック、この状況を想定してます。
序盤の場合、足首を背屈させダメージを狙う蹴り方より使用回数も多いです。
まずは使用頻度の高い蹴り方を覚え、状況に応じて落としたり振り抜いたりする蹴り方を身につける手順がお勧めです。

それでは本題に入ります。
ローキックの動作の流れはミドルキックと同じです。
構えた状態から踏み込んで攻撃し構えの体勢に戻ります。
簡単に言うと、構え、踏み込み、攻撃、構えです。
では順番に説明します。
まず構えの体勢をとってください。
構えの体勢は過去の動画で話してるので今回は省略します。
その状態から左斜め前に半歩踏み込みます。
踏み込む角度の目安は30~45度です。
右斜め前に踏み込むと明らかに蹴りにくくなります。
例えばサッカーボールを蹴る時を思い出してください。
右足で蹴る時、右側に踏み込むと蹴りにくいので左側に踏み込むと思います。
踏み込む角度は大きくしすぎないようにしてください。
極端に言うと90度にすると離れてしまいます。
サンドバッグの右側が攻撃地点です。
緑の線が真っ直ぐ踏み込んだ位置から攻撃地点です。
赤の線が90度踏み込んだ位置から攻撃地点です。
角度が大きすぎると距離が離れてしまいます。
正方形のジョイントマットの位置を目安に自然に左斜め前に踏み込んでみてください。
踏み込む歩幅の目安は半歩です。
距離を少しでも詰めたい、前に移動する力も蹴りに利用したい。
これらの気持ちをグッとこらえ半歩にしてください。
左足を大きく前に出して右足を動かす。
左足を大きく前に出すほど次の動作の負荷が高くなります。
ランジ等で体を鍛えることが目的の場合はそれで良いのですが攻撃前の踏み込み動作には適さないので歩幅を大きくとりすぎないでください。
僕も一時期、前に移動する力をもっと利用したいと思って色々試してました。
その結果、まずは半歩程度を目安に練習することをお勧めします。
ここまでの内容は右ミドルの動画と同じです。
表現を変えて話しているので理解しやすい方で覚えてください。
踏み込み時の上半身の動きは右ミドルの時と違います。
想定している状況が序盤のジャブを打ってローキックだからです。
より早く、より正確に、より隙を少なく意識します。
つまり、ジャブと同じような意識です。
そのため、蹴りが外れた時のことを想定します。
大きく動かすと、動かした分だけ戻す必要があります。
簡単に言うと、隙が大きくなります。
相手が体勢を崩し必ず当たりそうな状況以外は上半身も大きく動かさないようにしてください。
左手のガードは必ず顎を守り下がらないようにしてください。
右手は相手のパンチを防御しても問題ありません。
素早く戻すためにガードしたまま蹴る人も多い印象です。
左手のガードを固める理由は反撃される可能性を考えるからです。
攻撃を打つと、基本的に何か攻撃が返ってきます。
ローキックを打つ場合、右ストレートが返ってくる可能性は高いです。
そのため、必ず左手のガードを意識してください。
右ストレートで反撃されるケースが多いため、序盤から隙の多い振り抜く蹴りも推奨しません。

踏み込み動作の次は攻撃動作です。
序盤のジャブを打ってローキックを蹴る場合、右足は真っ直ぐ最短距離で蹴ります。
狙うポイントは相手の膝上です。
横から回す軌道で蹴るとモーションが大きく当たりません。
右足の移動距離も長くなり攻撃が遅くなります。
右足のスピードが問題ではなく距離が長くなり遅くなります。
そのため、必ず最短距離で当てる。相手にカットさせない。
こういう蹴りを意識してください。
素早く攻撃し、素早く戻る。イメージとしては鞭です。
当てるポイントは脛です。
このローキックの蹴り方は足の甲で蹴る人もいますが、脛を推奨します。
足の甲で蹴ると足首を痛めやすいです。
後々、足首を背屈させ脛で蹴るローキックを覚えます。
そこも考慮し脛で蹴る方法を推奨します。
足首を背屈させると足の重みを利用するだけで痛いローキックを蹴れます。
近距離で闘う空手の選手が上手くその蹴りを利用する印象があります。
話を元に戻すと、序盤のジャブを打ってローキックの場合、最短距離で素早く戻す意識で蹴りましょう。
素早く戻ると攻撃後、防御、移動、反撃、追撃と選択出来ます。
序盤では繰り返しこのローキックを蹴ります。
素早く体勢を戻し次の攻撃に繋げましょう。

では最後にまとめます。
左足を半歩斜め前に踏み込みます。
角度の目安は30~45度です。
左手のガードは顎を守ります。
右手は大きく振り抜きません。
右足は真っ直ぐ上げ最短距離で動かします。
狙うポイントは膝の上です。
脛を相手に当てましょう。
素早く元の体勢に戻しましょう。
素早く攻撃し素早く戻る意識が重要です。

このように序盤のジャブを打ってローキックを蹴る場合を想定し練習してください。
僕の動画では練習を積み重ねてください。という言い方を好んで使ってます。
過去のパンチの説明動画等もその言い方です。
ローキックはまさに攻撃を積み重ねていきます。
強い攻撃で決める、というより1発1発積み重ねます。
この積み重ねる感じが、何もない自分に努力という水や栄養を与えて自信という花がさくような気がします。
まずは自分を信じる、自分を信じれるようになったら相手も信じることが出来はじめました。
自分を信じれてない時は相手も信じれませんでした。
格闘技の練習を通じて僕が得た大切なモノです。
それでは今回の動画はこの辺で終わります。
過去に他にも構えやミドルキック等の攻撃も紹介してます。
興味がある方は視聴してみてください。
また次も会いましょう、ありがとうございました。

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