アッパーが苦手な方へ、ポイント5選[初心者][キックボクシング]

今回のテーマはアッパーが苦手な方へポイント5選です。
回転方向が逆になる
真上に上げる軌道に注意
斜めに上げる軌道
距離間違い
モーションが入る
コレら5つを話してます。


アッパーの打ち方を習ったけど苦手意識がある。
もう少し上手く打ちたいけどどこを見直せばいいんだろうか?
習い始めでアッパーを打つコツが掴みきれてない。
そういう方に向けて作った動画です。
自分がコレらの項目に当てはまってないか確認してみてください。

それでは本題に入ります。
アッパーを打つ時のポイント1つめは拳の回転方向が逆になることです。
もう少し具体的に説明します。
右手で攻撃するケースで説明しますね。
右ストレートを打つ場合、拳は反時計回りに回します。
右フックを打つ場合も拳は反時計回りに回します。
では右アッパーを打つ場合の回転方向はどっちでしょうか?
そうです、先ほど言ったように右アッパーは回転方向が逆になります。
ストレートやフックは反時計回り
アッパーは時計回りに拳を回します。
もう少し正確に表現するとストレートやフックは回内させます。
アッパーは回外させます。
回内とは手のひらを下に向ける動きです。
回外とは手のひらを上に向ける動きです。
回内、回外って言われるとイメージが難しいですよね。
そういう方はパチンコを打つ時をイメージしてください。
台の前でレバーを回す、その動きが回外です。アッパーの動きです。
イメージが難しい方は今すぐパチ屋に行く、そんなことはしなくても大丈夫です。
プラスドライバーでネジを閉める方向の動きと同じです。
もしくは右手で右回しのイメージでもOKです。
重要なのはストレートやフックと回転方向が逆になることです。
ストレートやフックは右手で左回しです。
アッパーは右手で右回しです。
この回転方向の違いがアッパーの難しさに繋がります。
拳は人差し指や中指の拳頭を当てます。
ストレートやフックは左回しでしたね。
左回しで拳の左側の拳頭に当てます。
アッパーの場合は回転方向が逆になりましたね。
右回しで拳の左側の拳頭を右側に移動させ当てることになります。
ここが少し難しいです。
この時、中途半端に拳を回しても上手く当たりません。
手のひらが自分の方向を向くようにしっかり回してください。
しっかり回すと中指や人差し指の拳頭が相手に当たる位置にきます。
試しに一緒にやってみましょう。
構えた状態の右手の拳をみてください。
小指の拳頭が相手側、中指と人差し指の拳頭が自分側に来てます。
その状態から手のひらが自分の方を向くように回してください。
しっかり回してくださいね。
どうですか?しっかり回すと中指や人差し指の拳頭が相手側きます。
その状態だと上手く拳頭で当てやすくなります。
上手く手のひらが回らない
そういう方は一緒に動作の順番を見直しましょう。
先に握って回す。コレだと難しいです。
回して握る。この順番です。
上手く回せましたか?
手のひらが上手く回らない方は回して握る。この順番で動かしてみてください。
このようにアッパーは手のひらを上側に向けて打ちます。
反対に動かす右ストレートの動きも一緒にやってみましょう。
構えた状態の拳です。
その状態から手のひらを下に向けます。
左回りに手のひらを下です。
この状態が右ストレートの位置です。
アッパーと回転方向が逆になりましたね。
この回転方向の違いが違和感に繋がります。
アッパーを打つ時、違和感を感じる。
その違和感は回転方向の違いが原因だったりします。
拳を逆に回している。
そこを理解して打ち込むことが大切です。

では次の項目にいきます。
アッパーを打つ時のポイント2つめは真上に上げる軌道に注意です。
アッパーは下から上にパンチを打ちます。
下から上ですが真上に上げるとかなり近い距離になります。
真上、つまり垂直方向だとこの距離です。
この距離に相手のアゴがある距離です。
アゴを引いて構えると額は顎よりも前に出ます。
ということはかなり近い距離になります。
この近い距離で打つ状況は組まれる直前、相手の攻撃をかわして入っていく状況などです。
そのためコンビネーションの中でアッパーを打つ状況より難しくなります。
最初から難しい状況、限られた状況を想定して練習する。
それよりも使用頻度の高い状況から練習することをお勧めします。
使用頻度の高い状況、よくある状況は、近距離の密着するような状況ではありません。
もう少し離れた距離です。
もう少し離れた距離にアッパーを打つ。
例えばこの距離に打ちます。
下から上に打ってますが垂直真上ではありませんね。
下から上+前方向に打ってます。
この前方向を+していることが重要です。
ここが重要なのでアッパーは突き刺すように打つ。
このような表現になります。
垂直真上に打つのではなく前方向に打つイメージを持つと突き刺すように打ちやすいです。
前方向に上手く打てない。
そういう方は手打ちになってないか確認してみてください。
足・腰が入ってないアッパーです。
足・腰が入ったアッパーです。
右肩のラインが前に出ましたね。
手打ちでなく足・腰が入ったアッパーを打つと突き刺すように打ちやすいです。
上手く打てない方は参考にしてみてください。

次の項目にいきます。
アッパーを打つ時のポイント3つめは斜め上に上げる軌道です。
例えばこのような軌道です。
下からというより斜めからという軌道です。
この軌道で打つとどうなるでしょうか?
そうです、この斜めの軌道だと相手の腕に当たりやすくなります。
そうならないよう中途半端に斜めから打つのではなく下から打つことが大切です。
斜めになってしまう原因は脇が開いている。
その可能性が高いです。
脇が開いていると開いたまま攻撃動作に入るため斜めになりやすいです。
脇が開いてないか、下から打ててるか鏡で確認してみてください。

それでは次の項目にいきます。
アッパーを打つ時のポイント4つめは距離間違いです。
例えばこのような打ち方です。
何気なくワンツーアッパーを打ってますがワンツーをこの位置に打ってます。
次のアッパーはこの位置です。
ワンツーより近い位置に打ってます。
ワンツーより近い位置に相手がいる状況を考えてみましょう。
ブロックしながら強引に入ってくる、攻撃をかわして入ってくる。
そのような状況が考えられます。
ではワンツーを相手が確実にブロックもしくはパリィングした時はどうなりますか?
頭部の位置は近づきませんね。
つまりワンツーより近い位置にアッパーを打ってもあたりません。
この距離感の説明は過去にワンツーフックの動画で話しました。
それと同じです。
フック、アッパーを打つ時なども同じ位置に打ちます。
コンビネーションでアッパーを打つ時は距離感に注意しましょう。
距離感のイメージが難しい場合は右ストレートを打った場所にアッパーを打つ。
ジャブを打ったその場所にアッパーを打つ。
そこから始めてみてください。

それでは最後の項目にいきます。
アッパーを打つ時のポイント5つめはモーションが入るです。
これはアッパーに限ったことではありませんが攻撃前にモーションが入ってしまう状況です。
モーションを入れない方が良い。
頭で理解しているけどモーションが入ってしまう。
そういう場合は全ての攻撃をフルスイングしている可能性があります。
例えば左を打って右アッパーを打つ時、左もフルスイングしている状況です。
左をフルスイングすると体を大きく右に切れます。
体を大きく右に切ってタメを作り右アッパーを打つと強く打てます。
この大きく体を右に切る動作がモーションになってしまいます。
そのため左をフルスイングした動きを利用して右のタメを大きくするとモーションも大きくなります。
これを防ぐには狙いの攻撃前は打ちやすい体勢を作るようにします。
他の攻撃の例で言うと左フックを当てやすく打ちやすくするためにワンツーを打つイメージです。
ワンツーの時に左フックを打ちやすい体勢を作る。
狙いの攻撃をしっかり打つ体勢を作る。
全て狙ってフルスイングするより狙いの攻撃を1つに決める。
その1つを上手く当てる。
そういう攻撃をお勧めします。
全てフルスイングするとモーションが入りやすいので狙いの攻撃を1つにしてみてください。

アッパーが何か苦手、そういう方はこれら5つのポイントを確認してみてください。
この動画を作ったきっかけはアッパーが苦手だった子がいたからです。
その子は苦手だけど苦手なことに目を背けず練習してました。
苦手なことから逃げない、しっかり自分と向き合う。
その子が練習する姿を見て僕も大切なことを学びました。
それが今回の動画を作ったきっかけに繋がります。
それでは今回の動画はこの辺で終わります。
この動画で少し触れたワンツーフックの話し等は説明文にリンクを貼っときます。
興味がある方は視聴してみてください。
今回の動画はいかがでしたか?
アッパーに苦手意識がある。
苦手意識があるけど向き合って練習している。
今回の動画がコツを掴むきっかけに繋がれば幸いです。
また次の動画で会いましょう
ありがとうございました。

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