ステップ・フットワークのやり方始め方[初心者][キックボクシング]

今回のテーマはステップ・フットワークのやり方です。


片足ずつ前後、左右に動く
両足で前後、左右に動く
組み合わせて動く方法を話してます。
習い始めに攻撃のやり方を教えてもらう
ミットを打つ
その後シャドーをする
この時、その場で鏡に向かって打つことから始めます。
そして慣れてきたら少しずつステップをしながらシャドーをします。
この時にどうやってステップをしたらいいのか?
何から始めればいいのか?
そう思っている方に向けて作った動画です。
習い始めの方は参考にしてみてください。

それでは本題に入ります。
ステップ・フットワークの第一段階は片足ずつ動かしてください。
ポイントは三つあります。
重心を構えと同じにする。
軸も構えと同じにする。
行きたい方向に配置した足から動かす。
この三つです。

もう少し具体的に説明します。
まず構えます。
構えた時に膝が伸びきらないようにしてください。
それと踵に重心をかけないでください。
この構えた状態から行きたい方向に配置した足から動かします。
前進する場合は前に配置した左足を踏み込み右足を踏み込みます。
後進する場合は後ろに配置した右足を下げ左足を下げます。
前後に動いてみますね。
左、右、右、左です。
初めてで難しい場合は二歩ずつでも大丈夫です。
左、右、左、右と前進します。
右、左、右、左と下がります。
この時、重心や軸を大きく変えないでください。
例えば前進する時左足に重心をかける状況です。
前に配置した左足に重心をかけると防御が難しくなります。
前足重心からローキックカット。
少し難しいです。
重心や軸を変えず隙を少なく動かすことが大切です。
前後の次は左右です。
左右に移動する時も行きたい方向に配置した足から動かします。
左に移動します。
左、右と動かします。
右に移動します。
右、左と動かします。
このように行きたい方向に配置した足から動かします。
では逆に動かすとどうなるでしょうか?
試しに逆に動かしてみます。
左に移動します。
右、左と動かします。
どうですか?違和感を感じましたか?
右足を踏み込んだこの瞬間
この瞬間の体勢に問題があります
この時の体勢は一直線上に足を置いている状態です
いわゆる綱渡り状態です
横からの攻撃に弱く文字通り危険な状態です
この綱渡り状態になるのを防ぐため行きたい方向に配置した足から動かします。
練習方法は前後、左右に動くことから始めてください。
慣れてきたら目印を決めて左回り、右回りに動きます。
この動きの特徴は隙が少ないことです。
武道経験者はこの動きが上手い印象があります。
この片足ずつ動かして移動する方法が第一段階です。

片足ずつ移動する次の段階は両足移動です。
両足で移動する時のポイントも三つです。
上に跳ばない
バランスを崩さない
行きたい方向と逆の足を意識する。
この三つです。

もう少し具体的に説明します。
構えの体勢に入ります。
前進する時は右足で蹴って左足で止めます。
下がる時は左足で蹴って右足で止めます。
左に移動する時は右足で蹴って左足で止めます。
右に移動する時は左足で蹴って右足で止めます。
共通するのは行きたい方向に配置した逆の足で蹴ってます。
この時上に跳ぶように移動するのはNGです。
上に跳ぶと両足が地面から離れる時間が長くなります。
つまり隙だらけになります。
また、踏み込んだ時に勢い余ってグラつくのもNGです。
これも隙が大きくなります。
この移動方法の特徴は速い、攻撃に威力を乗せやすい等があります。
ボクシングの選手が上手く使っている印象があります。
左を打つ時は右足で蹴っている。
パンチを打つ時は足で蹴っている。
足の力を上手くのせている。
このような表現をする方は両足で踏み込むのが得意な印象です。
もしくは他のスポーツ経験者もこの踏み込み方が上手いです。
陸上短距離、バスケとかです。
話がそれたので戻します。
両足移動も前後、左右、左回り、右回りと練習してください。
このステップワークの練習もなれてきたら組み合わせてみましょう。
例えば片足ずつ前進して両足で踏み込む。
プレッシャーをかけて一気に踏み込むイメージです。
もう一つプラスして左回りに動いてみましょう。
片足ずつ前進して両足で踏み込み左回りに片足ずつ動きます。
踏み込んだ時に相手が回って回避した状況をイメージしてください。
相手が回った方向に体を向ける必要があります。
自分から見て右に相手が移動したため左回りに移動します。
これが出来たらさらに二つ追加します。
追加するのはバックステップと左回りです。
これは相手が一気に踏み込んで来た時に反転して攻撃するイメージです。
相手が踏み込んで来るのに合わせバックステップして左に回ります。
ポイントは反撃体勢をとることです。
左に回ったこの瞬間に攻撃しやすい体勢をとるということです。
今回は右ミドルで行きます。
この動きを最初から通してみます。
片足ずつ前進
両足前進
片足ずつ左回り
バックステップ
左回り、右ミドルです。
このように一つずつ動きを足してみてください。
確実に出来るようになります。
最後は右回りで左ミドルでも大丈夫です。
自分が打ちたい攻撃にしてください。
攻撃前のステップは攻撃しやすい体勢を取る。
そこがポイントです。
例えばワンツーフックを想像してください。
ワンツーを打つ時に左フックを打ちやすい体勢を作ります。
バックステップし左に回った時攻撃しやすい体勢を作る。
打ちやすい体勢を作るという部分は共通しているイメージです。
このようにステップは一つずつ組み合わせて積み重ねていきます。
始めは上手く出来なかったけど一つずつ出来るようになる。
練習する成果が出るという体験です。
一つずつ成果を積み重ねる。
積み重ねた成果を実感し自分を信じる。
そういう自己肯定感を上げる体験に繋がれば幸いです。
それでは今回の動画はこの辺で終わります。
過去に話した初心者向けの動画は説明文にリンクを貼っときます。
興味があれば視聴してみてください。
また次も会いましょう。
ありがとうございました。

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